巷では7月1日でGoogle Readerのサービスが終了すると言うことで、移行先は何処にすれば良いのか話題で賑わっていました。自分のそのなかの一人であったのですが、今回の事で他人のサービスを当てにしているとろくな事は無いなと思った訳です。
と言うことで、私が選んだのはTiny Tiny RSSでした。Tiny Tiny Rssは他人のサービスを使用するものでは無く、自サーバーなどを用意しインストールして自らサービスを立ち上げるタイプのRSSです。これをさくらのVPSにインストールすれば、他人の都合に左右されずにサービスを享受することが出来ます。最高!!
Tiny Tiny RSSをサクッとインストールしてみたのですが、一つ問題がありました。Google Readerの時は使いやすいクライアントソフトが多く存在していました。自分はiPadでMr.Readerを愛用していました。もう手放せない、Mr.Readerじゃないと読む気が起きないというぐらい気に入っていました。
しかし、Tiny Tiny RSSをサポートしているクライアントソフトはお世辞にも良いとはいえないものばかりです。しばらくはwebインターファースで読むしか無いかなと思っていました。
Tiny Tiny RSS プラグイン
Tiny Tiny RSSにはプラグインが組み込める仕組みがあって、デフォルトで有用なプラグインが組み込まれていて、それ以外にも有志によって作成されたプラグインも公開されています。
何か便利なプラグインは無いかと物色していた所、Reeder (iOS) integration with TT-RSS (via Fever API)と言うプラグインが目にとまりました。どうやらFever APIをエミュレートしてReederでTiny Tiny RSSの記事を参照出来るようにするプラグインらしいです。そして、Mr.Readerの最新版もFeverをサポートしています。
そして、Fever API pluginのreadme.mdを見ると Supported/Tested Clients の所に Mr.Readerの文字が… これは入れるしか無いとインストールしてみました。
TinyTinyRSS Fever API pluginのインストール
最初にhttps://github.com/dasmurphy/tinytinyrss-fever-pluginからmaster.zipをダウンロードしてきます。
次に、適当な場所で解凍します。
解凍すると、feverディレクトリが出来ますので、それをTiny Tiny RSSのpluginsディレクトリ(自分の環境では
/var/www/htdocs/ttrss/plugins
)に入れます。# mv tinytinyrss-fever-plugin-master/fever /var/www/htdocs/ttrss/plugins
次にTiny Tiny RSSをブラウザで開いて「操作」→「Preference」→「plugin」を選択するとfeverのチェックボックスが現れるのでこれをチェックし、Enable seleced pluginsボタンを押下して有効にします。
fever pluginを有効にしてリロードすると「Preference」ページに「Fever Emulation」タブが追加されますのでこれを開いて、パスワード入力エリアにログイン時のパスワードを入力します。
Mr.ReaderのAdd Accountからfeverを選びます。
Server URLはプラグインを入れたディレクトリを指定し、CredentialsにログインIDとパスワードを入力しログインします。
ログインすると同期が始まります。
記事の一覧
記事もGoogle Readerの時と同じように読むことが出来ました。
これで、Google Readerが無くなっても、快適なReader環境を整えることが出来ました。Reeder for iPhoneでも同様にログインして読むことが出来ることを確認しています。
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