素のhtmlを使って書くより、Markdown
を使用した方がblogやドキュメントが書きやすそうなので、Markdown
を使用する環境を整えてみました。
Markdownのインストール
Markdown
はオリジナルの表記を拡張した、派生バージョンがあるらしいけれど、まずはオリジナルであるMarkdown.pl
インストールしてみました。
Markdown.plをインストールする
最初にMarkdownのサイトよりMarkdown.plをダウンロードし、インストールします。
# wget http://daringfireball.net/projects/downloads/Markdown_1.0.1.zip
# unzip Markdown_1.0.1.zip
# cd Markdown_1.0.1
# chmod 755 Markdown.pl
# mv Markdown.pl /usr/local/bin/Markdown
#
試しにmarkdown.plを使用していくつかの文章を書いてみましたが、ちょっと凝った構造の文章を書こうとすると、HTMLを使わないと表現できなかったりするので、ちょっと貧弱かなと思いました。
kramdown コマンドのインストール
もう少し表現力高いものが欲しいので、シンタクスを拡張したバージョンを使ってみようかと色々と調べてみると、kramdown
が機能が豊富で使いやすそうなので、これをインストールしてみました。
$ sudo gem install kramdown
Password:
Successfully installed kramdown-0.14.2
1 gem installed
Installing ri documentation for kramdown-0.14.2...
Installing RDoc documentation for kramdown-0.14.2...
$
これで、/usr/bin/kramdown
にインストールされます。
kramdownのドキュメントを見ると、かなり拡張されていて表現力もオリジナルよりアップしています。これならばHTMLタグに頼らなくても大体の文章は書けるのでは無いかと思います。
MarsEditでkramdownを使いプレビューさせる設定
MarsEditはデフォルトでmarkdown表記のプレビューが可能ですが、これはMarkdown.plを使用してプレビューを行っています。このため、kramdownの拡張シンタックスを使うとうまく表示できません。
そこで、markdownのプレビューにkramdown
を使うように設定します。
{$HOME}/Library/Application Support/MarsEdit/TextFilters/kramdown
にkramdown
ディレクトリを作成し、そこにShell Script ファイルkramdown.sh
を作成します。
$ midir $HOME/Library/Application\ Support/MarsEdit/TextFilters/kramdown/
$ cd $HOME/Library/Application\ Support/MarsEdit/TextFilters/kramdown/
$ vi kramdown.sh
kramdown.sh
の内容は下記のようにします。
#! /bin/sh
CMD=/usr/bin/kramdown
CMDARGS="--auto-ids"
$CMD $CMDARGS $1
CMDARGS
に設定するオプションはコマンドラインでkramdown --help
とすると出てきますので、お好みで指定します。
ファイルの作成が完了したならば、プレビュー画面左下にあるPreview Text Filterプルダウンをkarmdownにすれば、kramdownの拡張シンタックスが正常にレンダリングされます。
emacsの設定
emacsからもmarkdownを扱えるようにmarkdown-mode.elをインストール・設定をします。
markdown-mode.elのインストール
Emacs Markdown Modeのサ イトよりmarkdown-mode.elをダウンロードしてelispのディレクトリに置きま す。
$ cd ~/.elisp
$ wget http://jblevins.org/projects/markdown-mode/markdown-mode.el
$
.emacs.elの編集
.emacs.elに下記のコードを追加します。
;;==========================================================
;; Markdown モードの設定
;;==========================================================
(autoload 'markdown-mode "markdown-mode"
"Major mode for editing Markdown files" t)
(add-to-list 'auto-mode-alist '("\\.\\(text\\|md\\|mdwn\\|mdt\\)\\'" . markdown-mode))
(defun markdown-custom ()
"markdown-mode-hook"
(auto-fill-mode -1)
(setq markdown-command "/usr/bin/kramdown")) ;; コマンドパスの設定
(add-hook 'markdown-mode-hook '(lambda() (markdown-custom)))
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