2011年12月5日月曜日

さくらのVPSを契約したのでOpenBSDを入れてみた

現在使用しているサーバは自由度が低いので、もっと自由に弄くれる外部サーバーが欲しくなり、さくらのVPSを契約してみました。

OSはBSDがいいな。FreeBSDは再インストールメニューに出ているので簡単に変更出来そう。でも、FreeBSD3.x以降は使っていないのでちょっと不安。現在自宅で使っているのはNetBSDだけど、さくらのVPSではNetBSDは動かないぽい。

OpenBSDはどうよ?と検索してみると さくらのVPSにOpenBSDをインストールしてみた と言うサイトが見つかった。インストール手順を見た限りでは、結構簡単にインストールできそうだし、OpenBSDは4.3ぐらいまでは使っていたので、OpenBSDしかない!(キリッ と言うことでインストールしてみました。

リンク先に書いてある手順に従えば問題無くインストール出来るので書くことは殆どないのですが、違いといえばバージョンがOpenBSD5.0とパーティションが違う事ぐらいです。

パーティション構成は下記のように、"/usr/src" "/usr/port" "/usr/X11R6" を /usr パーティションにまとめ、大きめに領域をとりました。HDDの容量が20GBしかないので結構悩んだ。

# disklabel -E /dev/rwd0c
Label editor (enter '?' for help at any prompt)
> p m
OpenBSD area: 64-41942880; size: 20479.9M; free: 0.0M
#                size           offset  fstype [fsize bsize  cpg]
  a:           500.0M               64  4.2BSD   2048 16384    1 # /
  b:           800.3M          1024128    swap                   # none
  c:         20480.0M                0  unused                   
  d:          1024.2M          2663136  4.2BSD   2048 16384    1 # /tmp
  e:          4096.0M          4760768  4.2BSD   2048 16384    1 # /var
  f:          4607.9M         13149344  4.2BSD   2048 16384    1 # /usr
  g:          5119.7M         22586240  4.2BSD   2048 16384    1 # /home
  h:          4331.8M         33071456  4.2BSD   2048 16384    1 # /usr/local
> 

インストールが終了したら、src.tar.gz syssrc.tar.gz ports.tar.gzします。展開し終わったら、portsは最新版に更新します。

# cd /usr/ports
# cvs -d anoncvs@anoncvs.jp.openbsd.org:/cvs update -Pd
#

portsを最新版にしたら、依存関係のチェックがうまく働くなりコンパイルエラーになってしまったので、/usr/src/share/mkとpkg_addを最新版にしてみる。

# cd /usr/src/share/mk
# cvs -d anoncvs@anoncvs.jp.openbsd.org:/cvs update -Pd
# make install
# cd /usr/src/usr.sbin/pkg_add/
# cvs -d anoncvs@anoncvs.jp.openbsd.org:/cvs update -Pd
# make ; make install
#

再度コンパイルしてみると、正常にコンパイルできました。mercurial postgrsql mysql postfixなど、幾つかインストールした後のディスクの状態は下記の通りです。

# df -k
Filesystem  1K-blocks      Used     Avail Capacity  Mounted on
/dev/wd0a      501854     43384    433378     9%    /
/dev/wd0g     5157310     47372   4852074     1%    /home
/dev/wd0d     1029118        12    977652     0%    /tmp
/dev/wd0f     4642990   2003500   2407342    45%    /usr
/dev/wd0h     4363534    252150   3893208     6%    /usr/local
/dev/wd0e     4125390     64112   3855010     2%    /var

/dev/wd0fにportディレクトリがあるので、コンパイル途中にディスクが溢れるないか心配でしたが、こまめに "make clean=depends;make clean=dist"すれば問題なさげ。

ちょっとはまった所

その1。/etc/rc.conf.localに下記のように書いたのだけれども、指定したデーモンがが立ち上がらなくて悩んだ

sendmail_flags=NO
syslogd_flags="-a /var/spool/postfix/dev/log"
postfix_flags=NO
mysqld_flags=""

正解は、次のように書かないと駄目みたい(5.0からか?)

sendmail_flags=NO
syslogd_flags="-a /var/spool/postfix/dev/log"
postfix_flags=NO
mysqld_flags=""

pkg_scripts="postfix mysqld"

その2。topを表示させたらcpuが1つしか表示されていなかった、よく考えてみるとカーネルがシングルプロセッサ用だったので、マルチプロセッサ用のカーネルを取ってきてリブートで認識された。

# cd /
# wget ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/OpenBSD/5.0/amd64/bsd.mp
# mv bsd bsd.sp
# mv bsd.mp bsd
# sync;sync;sync;
# reboot
#

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